やさしい六甲アイランド

やさしい六甲アイランド

土曜日は、朝から大忙しでした。
ハプニングが続いて。

店はガラガラなんです。恥ずかしながら…

ありがたいことに、
企業様からお弁当のご注文をいただいていたので
時間と戦いながら必死のパッチでお詰めしていたのですが
「出来上がってくるおかず待ち」の時間に、メニューを店の外に出しておこう。
と、外に出たところ、

たしかさっきまで、
手押し車のようなシルバーカーを押しながら歩いていた、おばあちゃんがいたはずなのに
いない。

まぼろし?と思い、
近くまで見に行ってみると、
…倒れられておりました。

ビックリした…

転んでしまっただけのようで
意識はあるけれど、起き上がれないようす。
店へ助けを求め、スタッフと3人がかりで
持ってきた椅子に、なんとか座ってもらうことができました。

どこ行くの?
と聞くと、
「どうしてもマクドナルドに行く」
「自分でメニューを決めたい」とのこと。

どう見ても、おひとりでマクドまで行かせるのは難しそうだけど、どうしよう…
付いて行きたいけど、お弁当も仕上げなければ…

そんなところへ、スタッフのお知り合いのご夫婦が通りがかり、
マクドナルドの近くまで付いて行って下さるとのことで、ほっとしました。

そのご夫婦、帰りに店に立ちよってくださり
結局マクドナルドからご自宅へ戻るまでお送りした、とお知らせいただきました。
ひと安心。
ありがとうございます。

その後は、無事お弁当をお渡しし
営業開始しても店はヒマの極みなのに、火災報知器が鳴り響き
あげく、ヒマでも機嫌よく営業しているのに
火事の火元かとちょっぴりあやしまれ、
お客様ではなく、
施設の設備担当の方が、何度も確認のためにご来店という。。

そんな土曜日でした。

ちょっと話はそれますけれども
少し前に、
ダイエー近くのATMで、倒れてしまったご婦人に遭遇したことがあるのですが
そこに居合わせた皆さまの温かさを思い出しました。

車いすを借りに行ってくれたり、
一緒にそばにいてくれたり、
私は居合わせただけで、何もできなかったのですが
六甲アイランドのみなさん、優しい…
そう思うとこみ上げるものがあり、涙をこらえました。
何もできなかったくせに。

今はマミィ(母)がいるけれど
私はいずれひとりぼっちですので、何年後かの自分の姿を見るような気持ちだったのですが
六甲アイランドなら、倒れたりコケたりしても、
誰かが助けてくれるかも。

助けてもらえるよう、
ややこしいおばあちゃんにならないように気を付けますね。なるべく。。

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