神戸・六甲アイランドで、
旬のおいしい食材、安心・安全な素材を使った、
手作りのおいしいランチの店です。

日々家前身の、元中華料理店の厨師が担当する本格中華や
調理師免許を持つ、お母さんたちが手がけるお惣菜や和食メニューをご用意しています。

本場の中華、プロの家庭料理、ときどきエスニック…と、
その日の気分で、さまざまなシーンで利用できる、というお声を頂戴し
幅広い年齢層の皆さまにご好評いただいております。

新型コロナは少し落ち着いて来ていますが、
変わらずテーブル間隔を広くとり、
引き続きこまめなアルコール消毒や、店内の換気に気を付けながら、営業いたします。

カジュアルながらも、ゆったりとした清潔な店内で、
心のこもった手作り料理の数々をお愉しみくださいませ。

また、店内のご飲食だけでなく、手作りのお弁当・テイクアウトもご好評いただいております。
皆さまのご利用をお待ちしております。

【日々家のあゆみ】

ほぼ記録が残っていないため、おおよそとなり、
長くなってしまいますが…

約30年ほど前のこと。阪神大震災の少しあとぐらいのころに、
アーバングルメポート(現:神戸ベイシェラトンホテルの「濱泉」さんあたり)にて
中華料理店「天天酒家」が誕生しました。

景気がよく、店内がにぎわう時代もありましたが、
200席ほどもあった広すぎる店舗を持て余し、
高額すぎる賃料を持て余し、
一旦、閉店

一年ほどのブランクの後、RINK(神戸ファッションプラザ)さまより、
腰が引けていた我々に、何度も熱心なお誘いをいただき
「天天酒家」再始動することとなりました。

マネージャー(父)の声掛けで、以前のコックやスタッフたちが即座に集結してくれ
RINKの8階(現在のROKKO i PARKさんです)の見晴らしの良い店で、
ふたたび、変わらぬ味をご提供できることになり、
六甲アイランドに戻ってまいりました。

映画館やおしゃれな雑貨店がならぶ、
にぎやかなRINKでの営業は10年ほど続いたかと思いますが
その後…映画館が撤退し、そのほかのテナント方も順に撤退し、
いよいよ、我々も肩をたたかれ…
次の場所を探さねば、というとき
母が愛犬と散歩中に偶然見つけたのが、今の、
日々家がある、この場所でした。

新しい場所は、ショッピング施設の制約もなく、
定休日や営業時間は好きに決められるし、テラス席だってある。
自由なかたちで営業できる風通しの良さが気持ちよく、
お隣にはP&G本社ビルがあり、
「近くなった」とお喜びいただけたものです。

ですが、そんな日々もつかの間、
P&Gの皆さまは三宮に移られてしまい
中心となって頑張っていた父が他界し、
料理長の体調不良、
後任のコックがみつからない…というピンチが重なり、
2019年の6月末に、天天酒家を閉店いたしました。

そして2019年7月11日、
日々家、スピード誕生。


その昔、三宮で飲食店を営んでいた、調理師免許を持つ母のもとに集まる
お料理自慢のお母ちゃん軍団が腕をふるう、定食の店として
再スタートいたしました。

翌年、そこに「天天酒家」で腕を振るっていた、
コックのひとりが合流することになって
いくつかの中華料理がメニューに加わり

そしてその後、
「天天酒家」のOG、“粉モノの達人”がメンバーとなり
水餃子や豚まんもご提供できるようになりました。

それが、今の、日々家です。

毎日来てね、という願いを込めて父が名付けた「天天酒家」の店名を継ぎ
(天天は中国語で「毎日」という意味らしいです)
日々、家のように来てね、という思いを込めた「日々家」です。

「何屋か分からん」などと言われることも多々ありますが
これまでの歴史とハプニングと、さまざまなご縁の積み重ねの結果で
このようになってしまった次第でございます。

我ながら、ご説明しながらも紆余曲折が激しすぎて…
少々恥ずかしく、あらためて驚きもあるのですが
これからも、おそらく待ち構えているであろう、ぐねぐねした道を、
ほそぼそと、ゆっくりと、謙虚に、
止まることなく進み、
父が大好きだった店を、できる限り守りたいと思っています。

このような日々家ではありますが、
これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。