神戸・六甲アイランドで、
旬のおいしい食材、安心・安全な素材を使った、
手作りのおいしいランチの店です。

日々家前身の、元中華料理店の厨師が担当する本格中華や
和食メニューからお選びいただける「定食」と
豆皿料理が並ぶ「日々家御膳」をご用意。
中華、和食、ちょっと豪華な日々家御膳…と、
さまざまなシーンにご利用いただけます。

コロナは少し落ち着いて来ていますが、
変わらずテーブル間隔を広くとり、
こまめなアルコール消毒や、店内の換気に気を付けながら、営業いたします。

カジュアルながらも、ゆったりとした清潔な店内で、
心のこもった手作り料理の数々をお愉しみくださいませ。

また、店内のご飲食だけでなく、手作りのお弁当・テイクアウトもご好評いただいております。
皆さまのご利用をお待ちしております。

【日々家のあゆみ】

ほぼ記録が残っていないため、おおよそとなり、
長くなりますが…

約25年前。阪神大震災の少しあと、
アーバングルメポート(現:神戸ベイシェラトンホテルの「濱泉」さんあたり)にて
中華料理店「天天酒家」が誕生しました。

良い時代もありましたが、
200席ほどもあった広すぎる店舗を持て余し、
高額すぎる賃料を持て余し、
一旦、閉店

一年ほどのブランクの後、RINK(神戸ファッションプラザ)さまより、
腰が引けていた我々に、何度も熱心なお誘いをいただき
「天天酒家」再始動することとなりました。

マネージャー(父)の声掛けで、以前のコックやスタッフたちが即座に集結してくれ
RINKの8階の見晴らしの良い店で、
ふたたび、変わらぬ味をご提供できることになったのです。

映画館やおしゃれな雑貨店がならぶ、
にぎやかなRINKでの営業は10年ほど続いたかと思いますが
その後…映画館が撤退し、そのほかのテナントも順に撤退し、
いよいよ、我々も肩をたたかれ…
次の場所を探さねば、というとき
母が愛犬と散歩中に偶然見つけたのが、今の、
日々家の、この場所でした。

そこからはあっという間で、
なじみの内装屋さんが本気を出してくれ、
1か月半ほどで工事を完了。
厨房機器以外のほぼすべてを、自力で引っ越しいたしました。
(当時はじゅうぶんな男手があったのです)

新しい場所は、ショッピング施設の制約もなく、
定休日や営業時間は好きに決められるし、テラス席だってある。
自由なかたちで営業できる風通しの良さが気持ちよく、
お隣にはP&G本社ビルがあり、
「近くなった」と喜んでいただけました。

そんな日々もつかの間、
P&Gの皆さまは三宮に移られてしまい
中心となって頑張っていた父が他界し、
料理長の体調不良、
後任のコックがみつからない…というピンチが重なり、
2019年の6月末に、天天酒家を閉店いたしました。

そして2019年7月11日、
日々家、スピード誕生。


その昔、三宮で飲食店を営んでいた、調理師免許を持つ母のもとに集まる
お料理自慢のお母ちゃん軍団が腕をふるう、定食屋です。

そんな新生・日々家で頑張っていたある日、
「天天酒家」で腕を振るっていたコックのひとりがふらっと現れ、
とんとん拍子に日々家に合流することになり、
いくつかの中華料理もメニューに加わりました。

それが、今の、日々家です。

「何屋か分からん」と言われることも多々ありますが
これまでの歴史の、積み重ねの結果がコレなんです。

我ながら、紆余曲折が激しすぎて…ビックリではありますが
これからも、おそらく、曲がりくねっているであろう道を、
ほそぼそと、ゆっくりとでも、
なんとか止まることなく、進みたいと思います。

このような日々家ではありますが、
これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。